抗菌合成ゴム製のまな板を買った

表題の通りなんだけど、ぐぐってもECショップの商品ページしか出てこず、メーカーの商品説明ページもなく、商品の比較がしずらかったので決定にいたった顛末を残しておきます。


休日に趣味で料理をする程度。
包丁の切れ味にはうるさかったが、まな板にはあまり気を使ってこなかった。

家には、昔からある木製のまな板と普通のプラスチック製のものがある。
切り心地は木製のまな板の方がいいけど、真ん中が凹んでいて切りにくいのと、黒ずみや食材を切るたびに色がつくのがいやであまり使わない。洗うとびしょびしょになって、その後使いづらいし。
プラスチック製のまな板の方は切り心地は良くないけど、さっと洗えるのでもっぱらこちらを使ってた。でも、木製と同様に、黒ずみや野菜の色がつくのが気になっていた。ので、しょっちゅう漂白してた。
木製のまな板の方は、一度、中学の時のカンナを持ち出してけずったら、新品同様になって感動したけど、やっぱりすぐに黒ずんで衛生面が気になって使わなくなった。

で、今回、まな板を購入したのは、そんな不満からではなく、普段使っているプラスチック製のまな板が小さいと感じて不便だったから。サイズは 210x320mm。
みじん切りした時とかに、まな板の上下からすぐにこぼれてイライラする。自分の包丁さばきが悪いんだけんども。。。左右も足りなくて、切る前のものと切った後のものが十分に置けない。
毎度ムキーっとなるのにも疲れたので、意を決して購入検討に。

で、いろいろ調べた。

あった!不満をすべて解決するまな板が。といってもサイズの不満の方ではなく衛生面や色移りの不満の方を。

合成ゴム製。

吸水性がゼロ、なのと、伸縮性がキーかな。
吸水性がないから、食材の色がうつることもなく、さっと洗って、さっと拭けば、きれいな乾いた状態と同様にまた包丁作業に入れる。快適。
伸縮性があるので、包丁が食い込んでももどる。傷がついても、プラスチックのようにささくれ立つこともない。
プラスチックのように包丁を痛めることも少ない(らしい)。

で、合成ゴム製のまな板で(家庭用で)メジャーどころ(?)だと、以下の4つがあった。
全部、エラストマーという合成ゴムでできてる。

・アサヒ クッキンカット
・月星 キッチンスター
・月星 キッチンタイム
・月星 クリーンスター

実売価格は大きさにもよるけど、前の2つが3〜5千円くらい、後の2つが7〜9千円弱くらい。
その価格差は、抗菌素材かどうか、なのかな。それくらいしか違いがわからんかった。

もっと分からんのは、後の2つのキッチンタイムとクリーンスターの違い。同じ会社の製品っぽいんだけど、製品名が違う…価格も違う…メーカーのサイトにいっても、商品一覧にそもそもまな板がない……やる気ねぇな…

キッチンタイム、クリーンスターともに、サイズが大と小のラインナップだが、大きさが微妙に違う。
キッチンタイムは、小 180 x 240 x 10mm 大 250 x 410 x 10mm
クリーンスターは、小 260 x 330 x 12mm 大 260 x 430 x 12mm
現在の 210 x 310 より大きく、が希望だが、あんまり大きくても使いづらいだろうということで、
キッチンタイムの大にした。クリーンスターの小とも迷ったが、横幅が現行と違いがなさすぎるかな、と。クリーンスターの大は横がでかすぎるかなーと。
それに、厚みも違う分、重さもキッチンタイムの大の 1.2kg に対して、クリーンスターの大は 1.5kg と重い。しょっちゅう洗うことを考えると、この重さの違いは大きいかな、と。洗うのがおっくうだと、使うのもおっくうになっちゃうもんね。

と、いつの間にか後者のキッチンタイムとクリーンスターの話になっちゃってるけど、今回は抗菌仕様を取ったから。価格は倍近くするけど、どうせ衛生面を気にして買うなら、念には念を入れて抗菌仕様で、と思ったので。
でも、雑菌が繁殖しにくいのが謳い文句の合成ゴムでさらに抗菌仕様なんぞいるのか、というツッコミはもっともな気もするので、そこらへん気にしないのであればクッキンカットかキッチンスターで十分な気がする。そちらのほうがサイズのラインナップも豊富だし。

ちなみに、前2つのアサヒのクッキンカットと、月星のキッチンスターの違いは、
厚みの違い(アサヒ13mm、月星10mm)と、吊るすための穴の有無(アサヒ無、月星アリ)、片面に野菜マークの有無(アサヒ無、月星アリ)くらいなので、サイズがあえばあとは好みでいいんじゃないかと。


キッチンタイムの「大」が、今日、届いたので初回の印象を。

透明なビニールの袋に入った商品をプチプチで巻いただけの包装で宅配便で送られてきてびっくりしたけど、過剰に大きなダンボールに入ってるより無駄がなくていいね♪
思ってたほど大きくはない。
思ってたより薄い。これは慣れの問題で、収納に便利だから薄くて良い。
重さは若干感じるが、プラスチック製が軽すぎて安定感がなくて不安だったので逆に安心。とはいえ、そこまでの違いはない。
ゴムなのに硬い。ゴムだと知らなければ、ゴムだとは思えないほどに。
包丁の当たりの感触は、プラスチック製とほぼ一緒。プラスチック製に慣れていればなんの問題もない。木からの移行だと違和感があるかも。包丁への影響というか、切れ味がどれくらい維持されるかはまだ分からない。
傷はつく。トントンしてる分にはいいけど、包丁を引いたり押したりすると、普通にまな板に切れ目が入る。ずっと使っていると、この傷が気になりそうだな、とは思った。なので、まな板削りが付属してるんだろう。こっちの使い心地はまだ。ただ、この傷に雑菌が繁殖するかどうか、がプラスチック製との最大の違いなので、そこは謳い文句を信じるしかない。
水切りは驚異的。ガラスとまでは言わないけど、木は言うに及ばず、プラスチック製は布巾で拭いても濡れていたのに比べて、合成ゴムは、軽く拭くだけでほぼかわいてる。
色移りも全くしない。切った際に傷や表面に色がつくことはあるけど、さっと洗うだけで落ちる。


ざざーっと思考経緯とファーストインプレッションを書いたけど、いまのところ総じて満足。
ちょっと高かったので長く使えるといいな。

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